rouge et noir / ルージュ・エ・ノワール

 ヴィブラフォンの残響は何と美しいことか。それを2台並べて増幅させてみよう。
歯切れのいい音とは違うと言われるかもしれないが、2台同時に動くとこれも(歯切れのいい音も) 表現できる。
と、この2点のひらめきから「ルージュ・エ・ノワール」プロジェクトをスタート。
 これはジャズでよくやる2アーティストのバトルとは違う。ジャズの編成の既成概念から飛び出す、
「ジャズはどんどん新しいことをやっていい音楽だ」の、大きなひとつの成果 。
まるでオルゴール・サウンドと呼びたくなるヴィブラフォンのデュオ、または2管の代わりに
ヴィブラフォン2本、または、日本とNYから来たふたりのヴィブラフォンをパリのトリオが斬る、
など、捉え方はどうとでも。
そこには、既成概念に捕らわれなくてもいいことが魅力のミュージシャンとリスナーがいるわけだから。
ジャズはたくさん楽しめるからいい。そのひとつになってもらえたら・・・。
                                         ライナーノーツより

 

 
rouge et noir
musical direction & produce : Hideharu Itoh
vibraphone : Yoshihiko Katori & Cecilia Smith
piano : Heave Sellin
bass : Gildas Bocle
drums : Alex Riel

 

 



 Copyright 2002 3361*BLACK, Ltd. All rights reserved.